シロアリ対策‐農薬系との違い
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エコボロンと農薬系との比較 |
主成分 | ホウ酸塩 |
作 用 | ● 木材に浸透して保護する ● シロアリが口にすると死にいたる |
特 徴 | ① 揮発・蒸発しないので部屋の空気を汚さない ② 揮発・分解しない為持続効果が長い ③ ホウ酸塩の流出が起こらない環境下では、半永久的に効果が持続する ④ 雨水がかかる場所ではトップコートが必要 ⑤ 予防に適しており、駆除には不向き ⑥ アメリカカンザイシロアリの予防にも有効 |
欧米では | 米国ではホウ酸系の防腐防蟻処理が主流を占め、ヨーロッパでも古くから普及してます |
主成分 | 合成ピレスロイド系・ネオニコチノイド系など ・アレスリン ・イミダクロプリド ・シプロコナゾール |
作 用 | 神経毒性 ● 薬剤成分がシロアリの神経を破壊する ● 忌避効果の代償として危険性 |
特 徴 | ① 揮発成分がシックハウス症候郡を引き起こす一因とされている ② 高気密住宅や循環換気の省エネ住宅では特に、揮発成分に晒される危険性が高い ③ 揮発・分解により効果が失われる(最長5年) ④ 駆除に適しており、予防には不向き |
欧米では | 農薬系は土壌処理・駆除用として認められている が、木部処理には認められていない |
シロアリ予防薬剤の問題点 |
広く使われる有機物
現在我が国では、木造の新築住宅にはほぼ全てに防蟻防腐処理が施されており、シロアリ予防、対策に使用されるのは一般には有機薬剤です。
これら有機薬剤は環境への負担や人体への安全性を考慮し、最大5年間で効果が無くなるように作られています。つまり、予防効果を維持する為には定期的な再処理が必要なのですが、壁体内など、処理出来ない部分も出てきます。
安全性と持続性が問題
最近の薬剤は安全性が高くなっているとはいえ、シロアリがそばに近づくだけで死ぬ薬が主流です。
5年で効果が切れるから安全、と言えるものではありませんし、効力を維持する為に何度も予防処理していたのでは安全面の不安だけでなく、経済的な負担も大きくなってしまいます。 シロアリ被害を予防しようとして薬剤被害を受けてしまっては、元も子もありません。
しかも壁体内などのように薬液が届かず再処理出来ない部位が出てきます。シロアリ・腐朽の予防、対策処理には揮発・蒸発・分解等によって無くなってしまう成分よりも施工箇所に固着して持続し、それでいて安全性も高い木材保存剤が望ましいのです。